前立腺がんの種類・分類を解説!初期症状についても
「前立腺がんについて知りたい」「前立腺がんの種類を知りたい」といった方も多いでしょう。前立腺がんは悪性腫瘍ですが、早期に発見して適切に治療すれば治癒が望めます¹。それでは早期の前立腺がんとはどのような状態なのでしょうか?
本記事では「前立腺がんの種類・分類」をテーマにその特徴や初期症状、予防法などを解説します。また前立腺がんのリスクチェックができる検査キットもご紹介します。前立腺がんの種類について知りたい方や予防したい方はぜひ参考にしてください。
前立腺がんとは?
前立腺がんとは、前立腺の細胞が何らかの原因によって異常に増殖し、塊(かたまり)となった悪性腫瘍です。進行した前立腺がんは、前立腺の周囲にある精のう、膀胱、直腸に浸潤(しんじゅん)し、さらにリンパ節や骨、肝臓、肺、脳などに転移します¹。
ただし前立腺がんは比較的ゆっくりと進行し、寿命に影響しないことがあります。例えば他の病気で亡くなった方を病理解剖した際に前立腺がんが見つかることがあり、そういった事例は他のがんよりも前立腺がんで多く見られるのが特徴です¹。
前立腺がんの種類・分類
ほとんどの前立腺がんの種類は、腺組織とよばれる上皮組織から発生する「腺がん」です¹。そしてがんがどのくらい進行しているのかといった「病期(ステージ)」と、どのくらい悪性かといった「悪性度」によって分類されます。
病期(ステージ)分類
前立腺がんの病期による分類方法を解説します。まず直腸診や画像診断からがんの広がり(TNM分類)を判定します²。| T 原発巣 | T1 | 直腸診や画像診断ではがんが見つからず、前立腺肥大などの手術時に偶然見つかったもの |
| T2 | がんが前立腺の中にとどまっている | |
| T3 | がんが前立腺をおおう膜を超えて広がっている | |
| T4 | がんが膀胱、直腸、骨盤壁などに浸潤している | |
| N 所属リンパ節 | N0 | 所属リンパ節に転移していない |
| N1 | 所属リンパ節に転移している | |
| M 遠隔転移 | M0 | 遠隔転移していない |
| M1 | 遠隔転移している |
所属リンパ節とは、リンパ液の流れが前立腺と直接関係した最も近くにあるリンパ節のことです。
遠隔転移とは、がんが血液やリンパ液の流れに乗って遠くにある臓器へ転移することです。
T2はがんの広がりによってさらにT2a、T2b、T2cに分類されます(詳細は省略_)。
さらにTMN分類をもとにして病期(ステージ)を判定します²。
| ステージ | T | N | M |
| Ⅰ | T1、T2a | N0 | M0 |
| Ⅱ | T2b、T2c | N0 | M0 |
| Ⅲ | T3、T4 | N0 | M0 |
| Ⅳ | Tに関係なく | N1 | M0 |
| Tに関係なく | Nに関係なく | M1 |
悪性度分類
生検で採取したがん細胞を顕微鏡で調べ、最も広範囲な組織像と2番目に広い組織像を選びます。それぞれの組織像を正常な腺構造に近い「1」から、最も悪性度の高い「5」まで5段階に分類します。そして2つの点数を合計した「グリーソン・スコア」を求めてがんの悪性度を評価します³。| グリーソン・スコア | がんの悪性度 |
| 2~6 | 低い |
| 7 | 中間 |
| 8~10 | 高い |
前立腺がんの初期症状は?
前立腺がんの初期症状はほとんどありません。あるとすれば尿が出にくい、排尿回数が増えるといった症状です。前立腺がんにより前立腺が腫れて尿道が細くなると尿が出にくくなります。また膀胱に尿が残るために排尿回数が増えます。ただしこの症状は前立腺がんに特有なものではなく、前立腺肥大症でも見られる症状です。
前立腺がんが進行すると、血尿、排尿痛が見られます。さらに進行して腰椎に転移すると腰痛が見られることもあります⁴。
前立腺がんの予防法
前章に記載したように前立腺がんはほとんど初期症状がないため、症状から前立腺がんを早期発見することは困難です。早期発見あるいは予防するためには、以下のような前立腺がんの発症リスクに注意するとよいでしょう⁵。
- ● 家族、血縁者で前立腺がんになった人がいる
- ● 高年齢である
- ● 肥満がある
- ● カルシウムを過剰に摂取している
- ● 喫煙歴がある
発症リスクに当てはまる方は、前立腺がんの検査としてPSA(前立腺特異抗原)をお勧めします。PSAが基準値を超えると前立腺がんが疑われ、泌尿器科の受診が望まれます⁶。
また前立腺がんの予防のために、肥満、カルシウムの過剰摂取、喫煙といった発症リスクを取り除くことが大切です。
前立腺がんの種類・分類について
ほとんどの前立腺がんは、腺組織とよばれる上皮組織から発生する種類の「腺がん」です。そして病期(ステージ)と悪性度によって分類されます。早期のステージであれば適切な治療により治癒が望めます。
前立腺がんの発症リスクがある方は、早期発見のためにPSA(前立腺特異抗原)検査を定期的に行うとよいでしょう。
また、前立腺がんのリスクチェックができる検査キットの活用もおすすめです。検査キットにご興味がございましたら自宅で簡単に血液検査ができる郵送式のDEMECAL血液検査キット「前立腺がんリスクチェック」のご利用がおすすめです。専用の用具で少量採血し、簡単に検査できるのが特徴です。
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【参照文献】